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ビルマ方面軍第十五軍敗因の真相 『インパール作戦』

完売しました

ビルマ方面軍第十五軍敗因の真相『インパール作戦』

表紙

大田嘉弘 著
定価3,360円(本体3,200円+税)
送料340円


 何故、「インパール作戦」を認可したのか

 インパール作戦は牟田口中将の功名心に基く無謀な作戦だといわれる。

 だが、開戦時、戦争終結の腹案、つまり大東亜戦争の勝目の一つは、ビルマを経て印度を打通、英国を屈服せしめることに求められた。長期不敗態勢の確立を目指す戦争指導上の重要な一環が、インパール作戦となって実現したのである。

 大東亜戦争の勝目は、(一)独の英本土上陸、または印度の脱落による英国の屈服。(二)日本の南方資源の確保。(三)長期不敗態勢の確立。(四)海軍の艦隊決戦の勝利。などによって、米国の継戦意志を喪失させることに求められた。

 この作戦の源流をたどれば二年前(十七年)にさかのぼる。従って、インパール作戦は日本の長期不敗態勢の確立(戦争終結を視野にいれた)という戦争指導上の一環としてみるべきものなのである。